2016年11月30日

ロシア人は松ぼっくりを食べる!?

ロシア人は松ぼっくりを食べます。これは本当の話です。
私も実際にロシアで食べたことがあります。

250PX-~1.JPG
松ぼっくりКедровые шишки

でも食べるのは松ぼっくりのかさの部分ではなく、中に含まれる松の実です。
すべての松ぼっくりが食べられる訳ではなく、食用となる松ぼっくりがあります。
日本人が想像するかさが開いた松ぼっくりは食用には向いていません。

220px-KoreanPineSeeds.jpg
松の実Кедровый орех

私はシベリア鉄道に乗っている時に、駅で味付けしてある松ぼっくりを買いました。
松ぼっくりを解体してかさの根元にある実をとりだすのが非常にめんどくさいです。
松ぼっくり自体はとても固いし、味が付いているせいで手がベトベトします。
こんなに苦労して食べなくてはいけないおやつ?は初めてでした。
今でも松ぼっくりは駅で売っているのでしょうか?
ラベル:ロシア
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 10:17| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

沿海地方の銅鉱床(Sukhoi Creek鉱床)

Sukhoi Creek鉱床は沿海地方の北端、ウラジオストクから北東に730kmにあります。
むしろハバロフスクの方が近いです。
ハバロフスクのから東に約230kmのところにこのポーフィリー型銅鉱床は位置します。
シホテアリンのPoベルト.png
図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)

Mihalasky et al.(2010)ではSukhoi Creekという鉱床名ですが、ロシアではSukhoi Logと呼ばれています。乾いた渓谷(水無し川)という意味です。
でもGoogle Earthで確認すると、川には水が流れているように見えます。
ロシアではSukhoi Logという別の金鉱床もありますが、この鉱床は未開発の銅鉱床です。


Sukhoi Creek鉱床は、白亜紀前期の堆積岩とその上位の白亜紀後期の火山岩類を貫く花崗岩質貫入岩からなる鉱床で、数百mにわたる変質帯があります。
鉱化作用は著しく熱水変質を受けた花崗閃緑岩や花崗岩類に関連しています。
そしてK/Ar 年代測定により鉱床は73Maに形成されたことがわかっています。
鉱石鉱物は黄銅鉱、輝水鉛鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、錫石、灰重石と黄鉄鉱です。

花崗岩質貫入岩には一部、グライゼンが伴われ、少量のSn,W 鉱物を随伴するのが特徴的です。
地表での品位は0.2%Cu,0.01%Moとされ(Petrachenko et al.,1988)、品位は低いですが、深部は探鉱されていません。

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
Petrachenko, R.I., Oleinikov, A.V., and Petrachenko, E.D.,1988, Ore in Cretaceous to Paleocene plutonic complexes of the northern Sikhote-Alin Area, in Vlasov, G.M., ed., Porphyry-type mineralization in the Russian Far East: U.S.S.R. Academy of Sciences, Institute of Tectonics and Geophysics, Vladivostok, p.75-93 (in Russian).
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 07:51| Comment(0) | 沿海地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

沿海地方の銅鉱床(Nesterovskoe鉱床)

Nesterovskoe鉱床はウラジオストクの北東約580kmにある銅鉱床で、日本海までは約6kmの距離にあります。緯度では稚内よりも北になります。

Nesterovskoe deposit.jpg
図.Nesterovskoe鉱床の位置図(Google Earth)

Nesterovskoe鉱床は、50m×200mの範囲で熱水変質岩が認められるポーフィリー型銅鉱床です(Petrachenko et al.,1989)。
鉱石鉱物は黄鉄鉱、黄銅鉱、閃亜鉛鉱そして輝水鉛鉱からなります。
酸化帯にはマラカイトも認められます。
鉱床は花崗閃緑岩や母岩である安山岩を切る断層帯に分布します。
鉱化帯は脈と鉱染状の銅鉱物を含み、深部数十mまで続きます。

鉱量や品位は不明です。新しい情報は見つかりませんでした。
日本海に近いため、今後の動向が着目される鉱床です。

引用文献
Petrachenko, E.D., Oleinikov, A.V., and Petrachenko, R.I.,1989, Geological conditions for the emplacement of endogenous mineralization, central Sikhote-Alin, in Khomich, V.G., ed.: U.S.S.R.Academy of Sciences, Far East Geological Institute,Vladivostok, p. 193-195 (in Russian).
ラベル: 沿海地方
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 08:13| Comment(0) | 沿海地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

沿海地方の銅-(錫)鉱床(Verkhnezolotoe鉱床)

Verkhnezolotoe銅-(錫)鉱床はウラジオストクから北東約500kmにある白亜紀後期の閃緑岩質のポーフィリー型Cu-Sn鉱床です。
シホテアリンのPoベルト.png
図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)

貫入の境界部は、黒雲母変質の境界と一致しています。
鉱体は不規則で、部分的には鉱染状です。鉱染状鉱体は局所的に破砕ゾーンで高品位を示すことがあります。
黄銅鉱と白鉄鉱が主要鉱石鉱物であり、少量の閃亜鉛鉱、方鉛鉱、輝水鉛鉱そしてスズ石を含みます。
高品位部はCu-Snに富む他、タングステンを局所的に含みます。地表から20〜30mまでは酸化しています。

平均品位は3g/tAu, 86g/tAg, 0.35〜2.27%Cu, 0.69%Pb,0.26%Sn とされますが(Orlovsky et al.,1988)、鉱床規模は小さいようです。
ロシア地質調査研究所VSEGEIの沿海地方の鉱産図ではVerkhnezolotoe鉱床(503番)は銅鉱床として極めて小規模として登録されています。

pi_met503.jpg
図.沿岸地方の鉱産図Verkhnezolotoe鉱床周辺の拡大(VSEGEI)

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
Orlovsky, V.V., Gryazev, V.A., Levshuk, A.E., and others,1988, On two porphyry mineralization types in the northern Primorye, in Vlasov, G.M., ed., Porphyrytype
mineralization in the Russian Far East: U.S.S.R. Academy of Sciences, Institute of Tectonics and Geophysics, Vladivostok, p. 121-134 (in Russian).
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 08:34| Comment(0) | 沿海地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

沿海地方の銅-(金)鉱床(Malinovskoe鉱床)

Malinovskoe銅-金鉱床はウラジオストクから北東約300kmにあるポーフィリー型のCu-Au鉱床です。
シホテアリンのPoベルト.png
図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)

前期白亜紀の堆積岩に貫入した後期白亜紀の複合岩体からなり、その後いくつかのステージの鉱化作用がオーバーラップしています。
主に石英-セリサイト変質部に細脈および鉱染状の銅鉱物が産します。
鉱石鉱物は黄銅鉱、黄鉄鉱、磁硫鉄鉱、白鉄鉱、硫砒鉄鉱、自然金、輝蒼鉛鉱、グラウコドート鉱および閃亜鉛鉱です。若干の輝銀鉱、銀四面銅鉱、方鉛鉱、辰砂および硫砒銅鉱を伴います。
局所的にタングステン鉱物である灰重石、鉄マンガン重石も産します。
Auの鉱化作用は、Cuの鉱化よりも時代が後とされ、Au品位は0.6〜12.9g/t,Cuは0.42〜4.5%となっています(Nokleberg et al.,1997)。
鉱床の規模は小さいとされますが、詳しいことはわかりません。

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
Nokleberg et al.(1997):References for significant metalliferous and selected non-metalliferous lode mineral deposits and placer districts, and for metallogenesis of the Russian Far East, Alaska, and the Canadian cordillera. U.S. Department of the interior U.S. Geological Survey. Open-File Report 96-513-B.
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 09:57| Comment(0) | 沿海地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする