2016年06月18日

サハ共和国の金鉱床(Tabornoe鉱床とGross鉱床)

ロシアやアフリカで金鉱山を操業するNordgold社のTabornoe鉱床を紹介します。この鉱床は現在Neryungri鉱山として開発されています。サハ共和国第2位の都市で炭鉱街があるネリュングリNeryungri(人口約6万)が位置するNeryungri地方に鉱山があることからNeryungri鉱山と呼ばれています。
Nordgold社は2007年にTabornoe鉱床を含む鉱山の権益を、現在も露天掘りで操業を続けています。バム鉄道のIkabya駅より125q北東に位置しています。

Neryungri+gross位置図.jpg
図.Neryungri鉱山(Tabornoe鉱床)位置図(Nordgold,2016a)

この鉱床ではオープンピット採掘、ヒープリーチングにより金を生産しています。しかしながら冬の寒さが大変厳しく、冬のリーチング操業では浸出液が凍結するため困難です。そのため金の大部分は夏〜秋に生産されています。
Neryungri鉱山オープンピット.jpg
図.Neryungri鉱山Tabornoe鉱床オープンピット(Nordgold,2016b)

2015年は4.211Mt@0.69g/tAuの鉱石が処理されてました。2015年の金生産量は84.1kozでした。
2015年12月末時点の可採鉱量(Proven&Probable)は32.6Mt@0.73g/tです。
2016年からは周辺の衛星鉱体であるTrench7とTyomnyの開発も始まります。
Tabornoeピットと周辺鉱体.jpg
図.Tabornoe鉱床の衛星鉱体と2016年試錐計画(Nordgold,2016c)

またNordgold社はNeryungri鉱山より5km東にあるGross鉱床の開発も行っています。可採鉱量は370.43Mt@0.73g/tAuが計上されています。2016年より開発を進め、2年以内に生産を開始する予定です。マインライフは17年が予定されています。
gross鉱床の探鉱現場.jpg
図.Gross鉱床試錐現場(Nordgold,2016a)

引用文献
Nordgold(2016a):Nordgold: Exploring for Resource Growth. Howard Golden, Exploration Director / NORD LI (LSE). PDAC Presentation. March, 2016.p18.
Nordgold(2016b):2015 Integrated Report.p329.
Nordgold(2016c):Nordgold: Exploring for Resource Growth Howard Golden, Exploration Director. Presentation. April 14, 2016.p35.
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 22:23| Comment(0) | サハ共和国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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