2016年08月19日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Karagin Group鉱床)

カムチャッカ地方の東側、ベーリング海のカラギンスキー湾にカラギンスキー島Карагинский островがあります。
Karaginsky island.jpg
図. カラギンスキー島の位置(Google Earth)

この島は無人島ですが、北東部に銅-ニッケルの鉱床があります。
いくつかの鉱徴地(Монолитное、Маркеловское、железное)がありそれらをまとめてKaragin Group鉱床と呼ばれています。

白亜紀後期の蛇紋岩化した橄欖岩や蛇紋岩からなる鉱床で、スピライト-シルト岩層と超塩基性岩との接触部で品位が高いそうで、最大5%Cu まで達します。
鉱体は深度200mまで続く垂直なレンズ状の形状を示し、その延長は170m、厚さは25mです。
超塩基性岩中の鉱物組み合わせは
(1)黄銅鉱-キューバ鉱-磁硫鉄鉱でペントランド鉱を随伴
(2)黄銅鉱-磁鉄鉱で磁硫鉄鉱、ペントランド鉱を随伴
(3)磁鉄鉱-黄銅鉱-閃亜鉛鉱
の3タイプがあります。
スピライト-シルト岩層中にも少量ですが磁鉄鉱、磁硫鉄鉱、ペントランド鉱が含まれます。

鉱石の平均品位は3〜5%Cu, 0.5g/tAu,2〜5g/t Ag,0.5%Zn とされます。
カラギンスキー島はラムサール条約に登録されている島で、夏には花が咲き乱れるそうです。
この銅鉱床が開発されることはないと思います。
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 09:12| Comment(0) | カムチャッカ地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]