2016年11月25日

沿海地方の銅-(錫)鉱床(Verkhnezolotoe鉱床)

Verkhnezolotoe銅-(錫)鉱床はウラジオストクから北東約500kmにある白亜紀後期の閃緑岩質のポーフィリー型Cu-Sn鉱床です。
シホテアリンのPoベルト.png
図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)

貫入の境界部は、黒雲母変質の境界と一致しています。
鉱体は不規則で、部分的には鉱染状です。鉱染状鉱体は局所的に破砕ゾーンで高品位を示すことがあります。
黄銅鉱と白鉄鉱が主要鉱石鉱物であり、少量の閃亜鉛鉱、方鉛鉱、輝水鉛鉱そしてスズ石を含みます。
高品位部はCu-Snに富む他、タングステンを局所的に含みます。地表から20〜30mまでは酸化しています。

平均品位は3g/tAu, 86g/tAg, 0.35〜2.27%Cu, 0.69%Pb,0.26%Sn とされますが(Orlovsky et al.,1988)、鉱床規模は小さいようです。
ロシア地質調査研究所VSEGEIの沿海地方の鉱産図ではVerkhnezolotoe鉱床(503番)は銅鉱床として極めて小規模として登録されています。

pi_met503.jpg
図.沿岸地方の鉱産図Verkhnezolotoe鉱床周辺の拡大(VSEGEI)

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
Orlovsky, V.V., Gryazev, V.A., Levshuk, A.E., and others,1988, On two porphyry mineralization types in the northern Primorye, in Vlasov, G.M., ed., Porphyrytype
mineralization in the Russian Far East: U.S.S.R. Academy of Sciences, Institute of Tectonics and Geophysics, Vladivostok, p. 121-134 (in Russian).
posted by 日露資源ポテンシャル研究所 at 08:34| Comment(0) | 沿海地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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