2016年10月11日

カムチャッカ地方の銅鉱床(まとめ)

これまで紹介してきたカムチャッカ地方の銅鉱床をまとめます。
銅鉱床としてはポーフィリーカッパー鉱床と塩基性岩に伴われるCu-Ni鉱床があります。

カムチャッカ半島にはCentral Kamchatkaと呼ばれるポーフィリーベルトがあります。
代表的な鉱床としてKirganik鉱床Krasnogorskoe鉱床Malakhitovoe鉱床があります。

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図.極東ロシアのポーフィリーカッパーベルト(Volkov et al.,2006)

カムチャッカ半島の付け根にはKoryakと呼ばれる別のポーフィリーベルトがあります。代表的な鉱床はLalankytap鉱床です。

塩基性岩に伴われるCu-Ni鉱床としては、カラギンスキー島のKaragin Group鉱床、カムチャッカ半島の南西部にあるニッケルベルトにはShanuch鉱床Kvinum鉱床があります。このうちShanuch鉱床では、高品位ニッケル鉱体の開発が始まっています。

引用文献
Volkov A.V., Savva N.E., Sidorov A.A., Egorov V.N., Sharavalov V.S., Prokofev V.Y., and Kolova E.E.(2006): Spatial distribution and formation conditions of Au-bearing porphyry Cu-Mo deposits in the Northeast of Russia., Geology of Ore Deposits, Volume 48, Number 6, 448-472.
ラベル:カムチャッカ
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2016年10月01日

カムチャッカ地方の銅-ニッケル鉱床(Kvinum鉱床)

カムチャッカ半島の南西部にはニッケル鉱床が多く分布するニッケルベルトがあります。
このニッケルベルトの南部にはKvinum鉱床があります。
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図.Kvinum鉱床の地質図(Tararin et al.,2007)

鉱床は小規模シル状の塩基性岩が変成した原生代の片岩や古生代の千枚岩との低角度の衝上断層に沿って、貫入したものです。
塩基性岩の分布は延長約1000m、厚さは数mから中央部で最大200mです。
接触部の母岩は強い黄鉄鉱化を受けた紅柱石-ザクロ石-雲母ホルンフェルスとなっています。
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図.Kvinum鉱床の概略地質断面図(Tararin et al.,2007)

Kvinum鉱床ではKvinum-1とKvinum-2の2つの鉱床が知られています。
Kvinum-1では塩基性岩は不均質であり、上位では斑レイ岩-ノーライト質であり、下位では橄欖岩(コートランダイト)質となっています。
鉱体は南東部では5〜20mの厚さで、北西部では断層に切られ2つに分かれています。
塩基性岩の下部には鉱染状の鉱体があり、特に試錐で確認された角礫化した塊状鉱(着鉱幅2.5m)で品位が高いとのことです。

Kvinum-1鉱床の地質平面・断面図.jpg
図.Kvinum-1鉱床の地質平面・断面図(Tararin et al.,2007)

Kvinum-2はKvunum-1より北西1.2qに位置します。
約20mの厚さの強く変質したシート状の橄欖岩が分布します。
橄欖岩は鉱染状、ポケット状、細脈状の磁硫鉄鉱主体の硫化物を含み、高品位鉱は塩基性岩下位に分布する厚さ2.0〜2.5mの塊状鉱です。
橄欖岩上位には硫化鉱物はほとんど認められません。
Kvinum-2鉱床の地質平面・断面図.jpg
図.Kvinum-2鉱床の地質平面・断面図(Tararin et al.,2007)

Kvinum鉱床では鉱石鉱物はペントランド鉱、磁硫鉄鉱、黄銅鉱を主体とし、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、硫砒鉄鉱、レーリンジャイト、Ni-As鉱物などを随伴します。
鉱床は小規模とされ、Niは最大1.0%、Cuは最大0.5%です。

引用文献
Tararin I.A., Chubarov V.M., Ignatev E.K. and Moskaleva S.V(2007):Geology, Mineralogy, and PGE Mineralization of the Copper-Nickel Occurrence of the Kvinum Ore Field, Srediny Range, Kamchatka. Russian Journal of Pacific Geology.Vol.1,p82-97.
ラベル:カムチャッカ
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2016年09月16日

カムチャッカ地方の銅-ニッケル鉱床(Shanuch鉱床)

カムチャッカ半島の南西部には角閃石岩質/橄欖岩質/斑レイ岩質の銅-ニッケル鉱床が南北に配列して存在します。
代表的なCu-Ni鉱床としてはShanuch、Kvinumそして Kuvalorogなどがあります。

カムチャッカのニッケルベルト.jpg
The Kamchtskay nickeliferous province 1, 2 – geological block of Sredinny massif: late-Proterozoic-early-Paleozoic (1), late-Paleozoic(2) ; 3, 4 – bordering structure: Mesozoic (3), Cenozoic (4); 5 – ganal metamorphic block; 6, 7 – plutonic complexes: Dukuk gabbro-cortlandite (6), moderately alkaline clinopyroxenite-gabbro-mozonite (7); 8 –Axes of tectonical fault zones; 9 – boundary of Kamchatska nickeliferous province; 10 – Potential ore districts: 11–13 – copper-nickel deposits (11), occurrences (12), mineralization site (13)
図.カムチャッカのニッケルベルト(Trukhin et al.,2008)

Shanuch鉱床ではメインのShanuch鉱床と南東に続くGrafitovoe鉱徴地、Vostochno-Grofizicheskoe鉱徴地が知られています。
Shanuch鉱床の4つの鉱体は入り組んだダイク状やレンズ状の形状を示す角閃石斑レイ岩、角閃石-黒雲母メラノ閃緑岩および石英閃緑岩からなります。
母岩は白亜紀後期の花崗岩およびカムチャッカ層群の片岩です。

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図.Shanuch Ni-Cu 鉱床の地質図(Trukhin et al.,2008)

鉱体は主に2 つのタイプからなり、一つはパイプ状・レンズ状の鉱体であり塊状、角礫状硫化鉱石を含むもの。
もうひとつのタイプは鉱染状の硫化物と、硫化物細脈を含むものがあります。
塊状・角礫状鉱石は平均4.62%Ni,0.8%Cu,0.24%Co,0.3g/tAuとのこと。
主な鉱石鉱物は磁硫鉄鉱、ペントランド鉱、黄銅鉱です。

Shanuch鉱床の探査は1971 年に開始され、1978 年まで探査・評価作業が実施されました。
1997 年には精密調査が実施されました。
経済性を有する鉱体No.1 は120×50mの大きさで、鉱体は地表から深度320mまで追跡可能で、深度150mで富鉱部となっています。
鉱床は深度10mまで酸化しています。

Shanuch鉱床のニッケル品位は5.93%Niと高品位ですが(JOGMEC,2016)、可採ニッケル量は152千トン程度と小規模です。
またニッケル鉱石には白金属元素PGMが含まれます。平均PGM品位は0.72g/tとなっています。
Shanuch鉱床の鉱石は選鉱後(損失分4% 未満)ニッケル精鉱としてUfaleyニッケルプラントの製錬部門に送られています。

引用文献
Trukhin Yu.P, Stepanov V.A. and Sidorov M.D.(2008):The Kamchatka Nickel-Bearing Province. Doklady Earth Sciences, Vol.419, No.2, p214-216.
JOGMEC(2016): ロシアのニッケル及び白金族金属産業の動向.金属資源レポート.2016年5月.83-119.


ラベル:カムチャッカ
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2016年09月08日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Lalankytap鉱床)

カムチャッカ地方の北東部、チュクチ自治管区との境界付近にLalankytap鉱床があります。
ベーリング海からはおよそ50km離れています。

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図.Lalankytap鉱床位置図(Google Earth)


Lalankytap鉱床は鉱染状の黄鉄鉱, 輝水鉛鉱, 黄銅鉱, 少量の磁硫鉄鉱, 閃亜鉛鉱, 方鉛鉱, 磁鉄鉱などを含む石英細脈を伴う1.2×0.6kmのストックからなります。

鉱石鉱物は細脈状のほか、鉱染状も認められます。
古第三紀の石英閃緑岩とモンゾ閃緑岩や、白亜紀後期の堆積岩などの母岩にも石英-黒雲母-セリサイト−黄鉄鉱変質が認められます。

鉱床は東西の構造に規制されていて、関係火成岩は東西に伸長する黄鉄鉱ハロに取り囲まれています。
鉱床サイズは小規模〜中規模とされていますが、具体的な鉱量や品位は不明です。
Lalankytap鉱床は銅鉱床というよりモリブデンポーフィリー鉱床に分類されることもあります。


ラベル:カムチャッカ
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2016年09月07日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Malakhitovoe鉱床)

カムチャッカ地方の首府であるペトロパブロフスク・カムチャツキー(地元の人は単に”ペトロ”と呼んでいます)から北北西に約230kmのところに、Malakhitovoeと呼ばれる銅鉱床があります。
沿海地方にも同じ名前のMalakhitovoe鉱床がありますが、鉱床の名前は酸化銅鉱物である孔雀石Малахитを意味しています。

Kamchatka porphyry.png
図.カムチャッカ地方のポーフィリー型銅鉱床位置図(Mihalasky et al.,2010)

Malakhitovoe 鉱床はサブアルカリ質花崗岩ポーフィリーに発達する銅−モリブデン細脈で特徴づけられ、コンタクト部が高品位部となっています。
ストックおよび母岩ともセリサイト化、緑泥石化、珪化変質が認められ、鉱染および細脈状に鉱石鉱物を含みます。

鉱体の中心部は珪化及びカリ長石に富む低品位黄銅鉱−輝水鉛鉱鉱石であり、品位は0.03%Cu,0.008%Mo とされます。
石英脈は通常幅1 cm 程度で稀に幅40cm に達し、粗粒の輝水鉛鉱を含みます。
輝水鉛鉱には最大400ppmのレニウムReが含まれます。
高品位の露頭は200〜300×600mの範囲で認められ、その品位は0.4%Cu, 0.02%Mo とのことです。
また酸化帯は平均0.55%Cu,0.021%Mo とされ、局所的には1.26%Cu,0.1%Mo に達します。
どのくらいの鉱量があるか不明ですが、小規模〜中規模の鉱床として分類されることもあります。

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
ラベル:カムチャッカ
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2016年09月03日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Krasnogorskoe鉱床)

ペトロパブロフスク-カムチャッキーより北西約130kmにあるKrasnogorskoe鉱床を紹介します。

Krasnogorskoe鉱床はポーフィリー型の銅・モリブデン鉱床で、品位は0.9%Cu,0.04〜0.1%Moとされています。
原生代の片麻岩に貫入した中新世の閃緑岩ポーフィリーとの境界部に、銅の鉱徴が認められます。
鉱化には黄鉄鉱, 黄銅鉱, 輝水鉛鉱, 磁硫鉄鉱を伴う10〜30 本/mの硫化物細脈タイプと、鉱染状硫化物タイプがあります。
石英脈は輝水鉛鉱を伴い、最大30cmの幅、10mの走向延長を持ちます。
鉱床規模は小規模とされます。
ラベル:カムチャッカ
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2016年08月30日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Tymlat鉱床)

2006年1月にNorilsk Nickel社はRio Tinto社と南東シベリア〜極東地域の探鉱を行うためにNorilsk社51%、Rio Tinto社49%の比率でモスクワに子会社RioNor Exploration社を設立しました。
2008年は極東ロシアにおいてポーフィリー型銅・金鉱床を対象に探鉱を実施しました。Tymlat鉱床はその探鉱案件のうちのひとつです。
カムチャッカ半島の根元、カラギンスキー湾に面したところにトゥイムラトTymlat村があります。この村から約10km内陸にポーフィリー型銅鉱床とされるTymlat鉱床があります。

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図.Norilsk Nickel社の案件と、Tymlat探鉱案件の位置図(Norilsk Nickel,2008)

2010年3月の各紙報道によれば、RioNor Exploration社の将来について討議したが、地元の干渉が多いため、Norilsk側は撤退を検討している模様とされていました。
それでもTymlat鉱区における金・銅開発案件については継続することが決定されており、2011年内に1万2,000mの試錐調査が計画されていると報道がありました。
その後、Tymlat鉱区に関する続報はありません。この鉱床に関する詳しい情報は分かりません。

Tymlatの他にも周辺にはTolyatovayam, Asuvayam, Storozhという鉱徴地があります。下図のTymlat鉱床から南西や西に位置する鉱徴地です。
Kamchatka porphyry.png
図.カムチャッカ地方のポーフィリー型銅鉱床位置図(Mihalasky et al.,2010)

引用文献
Norilsk Nickel(2008): Global Industry Leader. Norilsk Nickel, presentation. P17.
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
ラベル: カムチャッカ
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2016年08月24日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Kirganik鉱床)

ペトロパブロフスク-カムチャッキーより北に250kmにあるKirganik鉱床(Kirganikskoe)を紹介します。

Kamchatka porphyry.png
図.カムチャッカ地方のポーフィリー型銅鉱床位置図(Mihalasky et al.,2010)

Kirganik鉱床は鉱染状鉱石とCu-Au 細脈状からなる銅のポーフィリー型鉱床で、鉱床は標高1700m以上の急峻な山地にあります。
Kirganik鉱床の地質平面・断面図を下図に示します。

Kirganik鉱床地質図.png
図 .Kirganik 鉱床平面・断面地質図(Zvezdov,1997)

ポーフィリー鉱床は母岩の白亜紀後期珪質火山岩類に貫入した厚さ100〜300m の形状を示し、延長は約1,200mあります。
主要鉱物は黄鉄鉱、黄銅鉱、磁鉄鉱、斑銅鉱、輝銅鉱、赤鉄鉱です。
高品位銅鉱は黒雲母変質、カリ長石変質を受けています。
また1%Cu 以上を示す高品位鉱の輝銅鉱-黄銅鉱-斑銅鉱を含む鉱石ではAuが含まれています。

カムチャッカ研究会(2000)によると、本鉱床は1950年代に鉱化露頭が発見され、トレンチ調査や浅所の試錐探鉱が実施されました。
1970年代には、地化学探査や物理探査が行われたほか、30を超えるトレンチ調査、試錐22孔が実施されました。
鉱業権は探鉱採掘権としてBHPが75%、Kamchatka Geological Committeeが25%のJVが所有していたとのこと。
鉱量は約250Mt@0.34%Cu,0.13g/tAuとされています。

本鉱床の北西約10kmにはKhimと呼ばれるCu-Au 鉱徴地があります。北数kmにはSukhoe(Icha)と呼ばれる鉱徴地、東数kmにはLazurnyと呼ばれる鉱徴地があります。
カムチャッカ中央部の鉱床群.png
図 .カムチャッカ中央部の鉱床群

引用文献
Mihalasky et al.(2010): Porphyry Copper Assessment of Northeast Asia−Far East Russia and Northeasternmost China. U.S. Department of the Interior U.S. Geological Survey.
Scientific Investigations Report 2010–5090–W.p118.
Zvezdov V. S.(1997): Geology and Genesis of the Kirganik gold-copper Deposit in Kamchatka. Otechestv. Geol. Vol.5, p13-17(in Russian).
カムチャッカ研究会(2000):カムチャッカ研究会平成12 年度現地視察団現地視察報告書「鉱物資源セミナー」.平成12 年10 月.


ラベル:カムチャッカ
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2016年08月19日

カムチャッカ地方の銅鉱床(Karagin Group鉱床)

カムチャッカ地方の東側、ベーリング海のカラギンスキー湾にカラギンスキー島Карагинский островがあります。
Karaginsky island.jpg
図. カラギンスキー島の位置(Google Earth)

この島は無人島ですが、北東部に銅-ニッケルの鉱床があります。
いくつかの鉱徴地(Монолитное、Маркеловское、железное)がありそれらをまとめてKaragin Group鉱床と呼ばれています。

白亜紀後期の蛇紋岩化した橄欖岩や蛇紋岩からなる鉱床で、スピライト-シルト岩層と超塩基性岩との接触部で品位が高いそうで、最大5%Cu まで達します。
鉱体は深度200mまで続く垂直なレンズ状の形状を示し、その延長は170m、厚さは25mです。
超塩基性岩中の鉱物組み合わせは
(1)黄銅鉱-キューバ鉱-磁硫鉄鉱でペントランド鉱を随伴
(2)黄銅鉱-磁鉄鉱で磁硫鉄鉱、ペントランド鉱を随伴
(3)磁鉄鉱-黄銅鉱-閃亜鉛鉱
の3タイプがあります。
スピライト-シルト岩層中にも少量ですが磁鉄鉱、磁硫鉄鉱、ペントランド鉱が含まれます。

鉱石の平均品位は3〜5%Cu, 0.5g/tAu,2〜5g/t Ag,0.5%Zn とされます。
カラギンスキー島はラムサール条約に登録されている島で、夏には花が咲き乱れるそうです。
この銅鉱床が開発されることはないと思います。
ラベル:カムチャッカ
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2016年08月13日

カムチャッカ地方の銅鉱床(概要)

極東ロシアの地下資源の紹介のコーナーは、カムチャッカ地方になります。
カムチャッカ地方はカムチャッカ半島に位置する行政単位の一つで、その首府は太平洋に面した不凍港であるペトロパブロフスク・カムチャッキーです。
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図.カムチャッカ地方の位置図

カムチャッカ地方は面積が47万km2もあり、実は日本よりも広い面積を有しています。一方、人口はわずか約36万で、人口密度は極めて低いです。
カムチャッカ地方の主な産業は漁業、林業、観光業などですが、近年、金鉱山による鉱業が盛んになってきました。
銅鉱床としては大規模なものは知られていません。

ロシア地質調査研究所VSEGEIのベースメタルの鉱産図には16鉱床がリストアップされています。

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図.カムチャッカ地方のベースメタル鉱産図(VSEGEI)

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図.カムチャッカ地方のベースメタル鉱産図の凡例拡大

凡例は上からニッケルNi,銅Cu,タンタル-ニオブTa-Nb、モリブデンMoとなっています。ニッケルは小規模鉱床、その他の金属は鉱徴地となっています。
銅鉱床は主に2ヶ所のエリアに分布しています。ひとつはベーリング海にある無人島カラギンスキー島にKaragan Groupと呼ばれる鉱床群があります。
もうひとつはポーフィリー銅(+モリブデン)鉱床と角
閃石岩質/橄欖岩質/斑レイ岩質Cu-Ni鉱床がカムチャッカ半島の中央部から南部にかけて分布します。

以降の記事で、代表的なカムチャッカ地方の銅(+ニッケル)鉱床について紹介していきます。
ラベル:カムチャッカ
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